ネズミに関するお問い合わせが急増しています。《前編》
2023年頃から住宅街でのネズミ被害が急増しております。
コロナ禍で飲食店が一斉休業したので、そのネズミが住宅街の方に来た…とか、空家が多くなってきたのでそこで増えている…とか、いろいろ言われているようですが、はっきりした原因は解っておりません。
ただ、当社にお問い合わせ頂く内容もネズミに関するお問い合わせが非常に多くなっていますので、住宅へのネズミ侵入被害に悩まされている方が多くなっているのは、間違いないと思います。
なので今回は、ネズミ駆除作業の現場事例を幾つかご紹介させて頂きます。
※少し写真の量が多くなってしまうので前編・後編に分けて記事を書かせて頂きます。
屋外からの侵入経路を見つけて閉塞→捕獲作業(床下編)
他の記事にも書いていると思いますが、ネズミ駆除には3つの方法しかありません。
①侵入経路を塞ぐ(閉塞工事)
②ネズミを捕まえる(捕獲作業)
③ネズミを殺す(殺鼠剤等の使用)
※ネズミの嫌がる臭いや超音波を使った忌避の方法では、問題を解決できないので当社ではお勧めいたしません。
この中でも、一番大切なのが侵入経路の特定と閉塞工事です。
ネズミは、ありとあらゆる隙間から侵入してきますので閉塞工事は簡単ではありませんが、根気よく見つけて閉塞を行う必要があります。
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侵入経路として最も多いのが、床下通気口からの侵入です。
一度床下に侵入してしまえば、壁の中の隙間を通り、天井裏に行くことができます。 -
この様なケースの場合は、ステンレスネットの取付けをお勧めしております。
内側に細かいメッシュも入っていますので、ダンゴムシやゴキブリなどの不快害虫の侵入防止にもなります。 -
また、元々はただの床下通気口だった場所に後から配管を通す工事を行った場合に、配管の隙間よりネズミが侵入する事もあります。
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この様なケースも、ステンレスネットを取り付ける事で侵入防止対策を行えます。
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こちらの現場では、外壁下の水切りからのネズミ侵入です。
一見何でもないように見えますが… -
下から覗くと…角のところ防鼠材が入っていません。
少し黒く汚れて見えるところは、ラットサインです。 -
もっと下から撮影。
しっかり穴が空いています。 -
閉塞作業中の丹羽です(^^)/
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閉塞工事完了!
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YouTubeショートの動画です。
良かったらどうぞ(^^)/ -
床下の基礎の配管周りからの侵入もよく見られます。
これは外からだと見つけずらいので、床下に入って調査を行う必要があります。 -
こちらの現場では、配管周りの土を掘って隙間を確認して…
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モルタルにてがっちり閉塞しました。
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こちらの現場では、浴室の給湯器を交換し位置が変わったそうです。
一見、ステンレスの板で塞がれているので問題なさそうに見えますが下の方に隙間が見られました。 -
ステンレスの板を外してみると…びっくり大きな穴が空いていました。
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穴から覗くと、バスタブの裏側が見えるほどです。
これはちょっとずさんな工事ですね…冬だとお湯がすぐ冷めてしまいそうです。 -
この現場では、サイディングの裏側に板金を入れて隙間ができない様にコーキングで塞ぎました。
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最後にステンレスの板を元通りに取り付けて閉塞工事終了です(^^)/
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しっかり閉塞工事行った後に、ネズミの通り道と思われる場所に粘着トラップを設置して捕獲作業を行います。 -
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大きなクマネズミが捕まる事もよくあります。
捕まって良かった~と喜んでくれるお客様もいれば、気持ち悪くて見たくもない…というお客様もいます。
床下への侵入だけでも、現場によって対策が異なる為、しっかりとした現場調査が必要になってきます。
屋外からの侵入経路を見つけて閉塞→捕獲作業(屋根編)
ネズミの侵入経路として床下の次に多いのが、屋根からの侵入です。
住宅街に出没するネズミの多くはクマネズミです。
このクマネズミは、雨樋やエアコン配管・電線などを伝って縦に登ることが得意なネズミです。
なので、屋根などに隙間があると直接屋根裏に侵入し、天井裏からの物音(騒音被害)や糞尿に被害を起こしたり、電気配線を齧ってしまい火災の原因となったりしますので、注意が必要です。
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この様な屋根が重なった部分に隙間ができている場合、この隙間からネズミはもちろんハクビシンやアライグマなども侵入する可能性があります。
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この様なケースでは、型取りゲージを使って、屋根瓦の形を取ります。
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人呼んで、‟板金職人・丹羽”が板金を加工します。
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得意のヘッスラ!!で作業。
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閉塞工事前・BEFORE
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閉塞工事後・AFTER
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こっちも、BEFORE
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AFTER(^^♪
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別の現場ですが、瓦の隙間に詰めてあった漆喰が取れてしまい隙間ができているケースもあります。
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こちらは、‟左官職人・丹羽”がモルタルにて閉塞させて頂きました。
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上記の様な閉塞工事と並行して、天井裏へのネズミ捕獲を行います。
ネズミの通り道と思われる場所にトラップを仕掛けておくと…
見事にクマネズミか捕まりました。 -
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こちらのお宅では、4匹ものクマネズミが天井裏で捕獲されておりました。
施主様も驚いていました。
この様に、ネズミは屋根などの隙間からも侵入してきますので、しっかりとした閉塞工事が必要になってきます。
特に築年数が経過しているお宅では、注意が必要です。
特に築年数が経過しているお宅では、注意が必要です。
ネズミ対策は、しっかりとした閉塞工事を行いながら、捕獲の作業を並行して行う事がとても重要です。
ネズミが家に侵入してると思うだけで不安になってしまいますよね?
当社では、そんなお客様の不安を取り除けるように、作業を行わせて頂いております。
天井裏からの物音や、ネズミが家の中に出没した!など、お困り事がございましたら是非ご相談下さい。
現場調査・御見積をさせて頂きます。
最後までお読み頂きありがとうございました。